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以前、「【カレー】カレー講座 ~テンパリングについて~」で色々のスパイスの使い方や、香りについて書き、あまりの反響の多さに「私立 大日本カレー大学」という学校法人の設立も考えた。

だが、スパイスはまだまだ奥が深い・・・

日本では、【スパイス=肉の匂い消し】の印象が強く、肉を使ったカレーが一番人気があると思いますが、考えてみてほしい・・・
カレーはインド発祥の料理、そしてインドはベジタリアンが圧倒的に多い国!!
ってことは、スパイスの本領は野菜と合わせた時に発揮されるものなのではなかろうか!?

ってことで、今日は[野菜×スパイス]で野菜が格段においしくなるスパイスの魔法をお見せしたいと思います!!

野菜の香りと、スパイスがマッチしたときの素晴らしい香り、味は最高です。
個人的に、そのマッチングがとても分かりやすいと思っているのが、

[カボチャのトーレン]

という料理で、[トーレン]とはインド料理で"野菜のスパイス炒め"のことを指すのですが、ココナッツと炒めるパターンがとても多いです。

ではその、カボチャをココナッツと炒めたトーレンという、摩訶不思議な料理のレシピを紹介しましょう!!

[カボチャのトーレンの作り方]
◆材料
カボチャ 1/4個
サラダ油 適量 ※カボチャにまぶす用

〔ホールスパイス〕
シナモン 1本
クミン 小さじ1
マスタードシード 小さじ1
赤唐辛子 1本
ココナッツロング 山盛り大さじ2~3

サラダ油 大さじ2
塩 小さじ2
水 大さじ1

◆作り方
①カボチャを3cm角ほどの大きさに切り分けます
※カボチャの煮物を作る時みたいな切り方
②カボチャにサラダ油まぶしてオーブン170℃で40分ほど焼く
※オーブンがめんどくさければ、サラダ油をまぶしたカボチャをフライパンに入れ、弱火にかけて蓋をして15~20分ほど焼く
③ココナッツロング以外のスパイスをテンパリングする
〔テンパリング順番〕
1)サラダ油を鍋に入れ、シナモン、マスタードシードを入れ弱火にかける
2)マスタードシードがはじけてきたら蓋をする
3)マスタードシードがはじけきったら、蓋を取ってクミンをいれる
4)クミンの周りからシャワシャワ泡が出てきたら、赤唐辛子を入れる
5)赤唐辛子がほんのり茶色くなったら火を止める
 
④テンパリングが終わったらすぐにカボチャを入れる
⑤ココナッツロング、塩を加えて2~3分炒めて、スパイスとカボチャをなじませる
⑥水大さじ1を加えて蓋をする
⑦時々蓋を開けてかき混ぜつつ、カボチャが完全に柔らかくなり、水気が飛ぶまで炒める
⑧塩気の確認、薄ければ塩を少し足す
完成

噛むと、ちょっと溶けたカボチャのやわらかさ、ココナッツのザリザリした食感、プチプチしたスパイスが混ざり合ってペースト状になったものの食感が気持ちいい。
そして、そのペーストがほっくりしたカボチャを包み込んでるんでいるという食感のコントラストがとてもいい!!

味は、塩気がカボチャの甘さを引き立てていて、その奥に感じるか感じないか?位のレベルで唐辛子の辛さが潜んでいる。さらに、スパイスを炒めた油のコクが味に厚みを生み出している。

そして、何より香りが素晴らしい。
ココナッツの香りが芯にビシッとあって、それをシナモンの甘い香りが後ろから支えていて、カボチャの素朴な風味を優雅なものへと変えている。そして、その甘く柔らかい風味の中に突如現われるマスタードシードの香ばしさと、クミンを噛んだ時のスパイシーな香り。
この香りの多重構造が、単なるカボチャの炒め物とは思えないほどに豪華なご馳走感を演出する

出来立てももちろんおいしいのだが、1日置いたものはヤバイ!!
香りと、塩気が完全に調和して、全体の一体感がすごい!
冷めてる状態だと、カボチャの密度が増してねっとり濃厚でおいしいし。
電子レンジで温めて食べると、スパイスやカボチャの香りが立ち上がってきて、これもまたおいしい。

野菜とスパイスの相性を味わうには抜群の料理だし、タッパに入れて冷蔵庫に入れておけば4~5日もつのでおススメですよ~!!

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