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ご当地B級グルメといえば、富士宮焼きそば、甲府鶏もつ煮、十和田バラ焼きなど様々ありますが・・・
皆様は、「勝浦タンタンメン」という料理をご存じだろうか?

なんでも、千葉県の勝浦市で発祥したラーメンらしく、見た目のインパクトが凄いのだ!!
ラーメンの上にかけられた、真っ赤なラー油が丼を覆い尽くしている、なんとも攻撃的過ぎるビジュアルのラーメンなのだ!!
その味はというと・・・
とにかく辛くて汗が止まらない、そして旨い!!物凄く辛いんだけど旨いから、スープを最後まで飲み干したくなる・・・!!でも辛い!!しかし飲みたい!!ヒーーーー!となる、ゴールドエクスペリエンスよろしくな無限ループに陥るような味らしい・・・!!!

気になる!!!!
今まで、ラーメン二郎、油そば、蒙古タンメン中本、麻婆豆腐etc・・ラーメンと、赤い料理を数多く扱ってきたCooking Maniacとしては、絶対に取り上げなければいけないテーマだろう!!

ってことで、勝浦まで勝浦タンタンメンを食べに行ってきました!!


"勝浦タンタンメン"とは?

まず、食べに行く前に「勝浦タンタンメン」がどういう料理か、軽く調べてみよう。

勝浦タンタンメンとは、昭和29年に創業した「江ざわ」という店が開発したメニューのようだ。
当時の店主が、担担麺を食べた時に、その美味しさに感動し、自らも試作するものの担担麺を作るために必要な芝麻醤(チーマージャン:白ゴマのペースト)が手に入らず、それでも試行錯誤を重ねた結果、オリジナリティの高い「勝浦タンタンメン」が出来上がったそう。
通常の担担麺と違い、芝麻醤や、ゴマは一切入らない。醤油ベースのスープに、中華麺の細麺が入り、具材には挽肉と玉ネギが乗り、そして常識外れな程の大量のラー油をかける!!
勝浦は海辺の街なので、漁師や、海で泳いで体が冷えた人たちが、たっぷりのラー油によって体を温めるのに好都合となり、勝浦市内の飲食店にどんどん普及していったようだ。

やはり"大量のラー油"がキーポイントなようですね!
さぁ、勝浦に行ってみましょう!!

「江ざわ」に突撃!!

勝浦は、東京から車で2時間程で行けます。
穏やかな海街といった風情で、潮風の香りに満ちており、軒先で魚を干している干物屋や寝ている猫などが所々で見かけられる静かな街です。

そして、車で走っていると、ラーメン屋から、喫茶店、居酒屋など、様々な店で「勝浦タンタンメン」を提供しているようです。
それも、「ブームに乗っかってウチでも出すことにしました!」的な雰囲気ではなく、昔っから普通に提供しているみたいな感じなんですよね。

それでは、勝浦タンタンメン発祥のお店「江ざわ」に向かいましょう!!

江ざわは、食べログのランキングで見ると、勝浦市内で勝浦タンタンメンを提供するお店の中では、1位と2位を行ったり来たりしている感じ。
 

地元の人に聞いたら、「ピークの時間帯はすごい行列だから、必ずピークを外して行け!!」と言われました。
地図で調べると・・・


山の中にあります・・・
山の中にあって、そんなに行列ができるとは凄い!!
よっぽどおいしいんでしょう!!

アドバイスに従い17時頃に到着!!


どうやら、一度移転したらしく外観は新しいです。


勝浦に行くと、勝浦タンタンメンを提供する店には、必ずこの自販機が設置されています。
分かりやすいし、なんか雰囲気があっていいですね!!

ピークを外したものの店内はお客さんでいっぱい!!
学生さんが多い印象。山の中なのに!!
なんとか、並ばずにすぐ座れました♪
そして、香ばしいゴマ油のラー油の匂いが充満しています!!
腹が減るゼ!!



坦々麺は辛さが選べる様子。
ここは、「大辛」でしょう!!

衝撃のラー油!!

待つこと3分。
めちゃ早できました!!


ドーーーーーん!!!!!!
ラー油がすげぇ!!!!!!!!!!!!!
え!?
ちょっと待って!!!!!?
厚さ1cm位の膜が張ってないスか!!?
ラー油の量でいうと蒙古タンメン中本の北極を超えています!!

香りを嗅いでみると、ラー油のごま油と唐辛子を熱した香ばしさがたまらない!!

麺をすくってみると・・・

細麺、微縮れ麺、表面はツルツルしていて、ラー油の膜を通ることで、更にテカりが増しています!!笑

さぁ、もう我慢できん!!!!
いっちゃっていいスか!!!?
いきマスよ!!!?

まずはスープから・・・

ふおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
うんめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
スープは、かなり醤油の味と香りが強い、キリッとした味。そして、旨味が超濃く、塩味も普通のラーメンよりも強いです。
微かーーにトロミがありますな。
そして、何よりラー油!!!
まろやかで旨味とコクがあって、しっかりと辛いラー油です!!!
ごま油ベースで、香辛料は唐辛子以外には入れてないですね。
このラー油と、濃い味のスープを一緒に飲むと凄いインパクトです!!棘のついてないぶっとい棒で舌を殴られているかのような衝撃!!

麺をすすると・・・

うまぁぁぁい!!!!!!!!!!!
麺は細麺ながらも、コシと弾力が強く、ビョンビョンした食感です!!
食感がしっかりあるので、大量のラー油と濃い味のスープの中でもしっかりと存在感を示してくれています!!
スープにややトロミがついているからか、スープが麺にしっかり絡んでる!!

麺をすすると、喉の奥から凄い辛味がこみあげてくる!!!
それが気持ちいい!!!
あまりにも気持ちいいので、また味わいたくなって、スープを飲む。
そうすると、大量のラー油の油分で口の中がまろやかにコーティングされて、スープの強烈な塩味&旨味も相まって、辛さが一旦引いたように感じる・・・
しかし、2~3秒経つと物凄い辛さが喉の奥から復活する!!
この繰り返し!!笑
マジで止まらない!!!!!!
しかもね。
その怒涛の復活劇の繰り返しをしている途中でたまに食べる玉ネギの甘みがもう凄いのなんのって。
灼熱の砂漠のオアシスに咲いた一輪の花の如く、舌に甘い蜜を滴らせるのですよ。

確かにこれは無限ループ!そして、完飲したくなる味ですな!!

ちゃんと分析すると・・・
すごい大胆ながらも、その裏をしっかりと計算して構築された味だと感じました!

まずは、キーコンセプトとなる大量のラー油。
通常、これだけのラー油を入れると、辛味&油分でほとんどラーメンの味がしなくなってしまいます。
しかし、スープの塩気を強めることで、大量のラー油にも負けないようにしてあります。
そして、その強い塩気の角を抑えるために、大量の旨味を加える。
こうして味のバランスを保っている。

大量の油分 × 強い塩気 × 強い旨味 = 味のインパクトの強さ

になるのはB級グルメの鉄則です!!
ラーメン二郎や、蒙古タンメン中本の味モデルに共通する部分がありますね。

そして、このラー油&スープに合わせてチョイスされた麺が、また憎い・・・!!
[弾力強めの細麺]なわけですが、まず細麺は太麺に比べて、麺の表面積が多いのでスープをたくさん口の中に運びます。
そして、食感をしっかりと強くすることで、「たっぷりのスープを味わえつつ、麺の存在感もしっかり感じさせる」という風になるようにデザインされています。

また、具材の挽肉&玉ネギも素晴らしい効果を発揮しています!!
両具材は安価かつ手に入りやすいのに、勝浦タンタンメンの中ですごくいい仕事をしているんです!!
挽肉は、スープの旨味を高め、細麺との絡みがいい!!
玉ネギは、その甘みとやわらかさが全体的に攻撃的な味わいを和らげ、最高のサポート役としての仕事をする!!

というように、B級グルメとしての鉄則を抑えつつ、麺の役割がしっかりと計算され、具も安価ながらも抜群の仕事をするものをチョイスしている。
これだけの味を昭和29年時点で完成させていたのは、まさに怪物!!!
こりゃ人気が出て、普及するわけだわ・・・・

かなり独創的で、個性的ながらもおいしいので、勝浦まで足を運んで食べに行く価値ありです!!
しかも、勝浦自体もとても雰囲気のいい海街なので、旅行にもおススメです!!

是非、行ってみてくださいーーー!!!


「日本の渚・100選」に選ばれた守谷海岸。
ひたすら静かで美しい海でした。
一度はおいでよ、勝浦いいところ♪ 


今回、紹介した江ざわさんの勝浦タンタンメンを再現すべく、自分で作ってみました!
「江ざわ」の勝浦タンタンメン、つくってみた。  
味の分析と、詳細なレシピを載せてるので、是非ともご覧くださいーーー!!

 

四川式汁なし担々麺専門店「タンタンタイガー」を2016年8月10日に蔵前にオープン!
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