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前回の【調理科学】劇的に甘い焼き芋を作る!で、焼き芋を作ってから、
「他の食材にも応用できないか!?」
と考え、芋・栗・南瓜と呼ばれるくらい味が似ている[南瓜=かぼちゃ]
で応用してみることにした。
個人的に、南瓜はすごく好きな食べ物。
南瓜の甘さは、他の食べ物になかなか類を見ないくらい、控えめで上品。
そして、風味がたまらないんだよなぁ・・・
だから南瓜のスイーツなんてのがたくさんあったりするんだろうけど、あの類はとても美味しいが、砂糖の甘さが勝ちすぎていて、南瓜を食べたい欲求を心の底から満たしてくれるものではない。
そこで!
さつま芋を食べたい欲求を心の底から満たしてくれる料理 = 焼き芋
だと思っているので、
南瓜を食べたい欲求を心の底から満たしてくれる料理 = 焼き南瓜
になるのでは?
という発想と、
アミラーゼが最も活性化する温度は65度~85度なので、【さつま芋を65度~85度の温度にて長時間保つ】ことによって、糖化を促す
という科学理論をあわせて生まれたのが【焼き南瓜(かぼちゃ)】
さて作り方。
<焼き南瓜の作り方>
◆材料
南瓜 1/4カット
サラダ油 大さじ1.5
塩 小さじ2
※分量に関してはざっくりで大丈夫
※分量に関してはざっくりで大丈夫
よくスーパーで見かけるやつ、今回は半額で100円くらいのものを購入
◆作り方
①南瓜に温めた油をからませる
※油に火をかけて、サラッとした位でよい
あまり熱し過ぎない
②塩を南瓜の黄色い面にふりかける
※油をまとわせることによって、表面の乾燥をある程度防ぐのが狙い
③バットに南瓜を置いて、オーブンに入れ、180℃に設定して95分
※焼き芋と同様、じっくり熱を加えたいため、オーブンを余熱しない
完成
色がやばい・・・・なんて美しいオレンジ色と黄色なんだ・・・!!
香りも南瓜の甘い感じと、香ばしさがキッチン中に充満しとる・・・!!
割ってみると断面は・・・
しっとりしてますね~~~!
さてお味は・・・
うわ・・・うっま・・・・
表面がパリパリサクサクしてて、南瓜の身はねっとりしてるけど、粘りのあるねっとり感じゃなく、サラッとしたねっとり感。
そして、甘味はさつま芋程に強くないものの、上品な甘さはやはり南瓜特有のもの。
その甘味を塩がキリッと引き締めてくれて、味をしっかり完結させる。
香りは、ひたすら香ばしく、甘い、サクサクやわらかくなった皮の部分は少しワイルドな植物らしい青みのある香りがあって、それもまたおいしい。
大成功だ!
これぞ、「南瓜を食べたい欲求を心の底から満たしてくれる料理」でしょう。
南瓜は、さつま芋程の劇的な甘味を発揮しない分、焼き南瓜にしてもそのままスイーツとして通用しそうなレベルにまでは達しないが、料理とスイーツの中間というような不思議なポジションに位置する料理だ。
この焼き南瓜を応用して、色々な料理が作れそう。
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