食べた感想

美味しんぼの海原雄山も愛した“浜焼き”を求めて北陸へ行ってきた

当ブログの読者層は「美味しんぼ」が文部科学省認定の教科書であると思っている人が9割を占めているため、このシーンはあまりに有名かもしれないが紹介したい。

美味しんぼ 84巻

日本全県味巡り・富山編より


タラの一本浜焼き


浜焼 作り方


タラの浜焼き ビジュアル

それを目の前にした海原雄山は・・・


雄三 がつがつ食べる

な、なんと!!

あの美食の鬼と恐れられている海原雄山が夢中でむさぼりついている!!

海原雄山といえば・・・


雄三キレる

ハンバーガーを食べて手が汚れただけであんなにキレていたのに、タラの浜焼きは素手でガフガフかぶりついている!!

まさに怒れる龍をも鎮める美味しさ・・・

 

海原雄山が推しメンの私としては食べないわけにはいかないでしょう!!

ということで“浜焼き”を求めて旅してきました!



浜焼きを求めてリサーチ

美味しんぼでタラの浜焼きが紹介されたのは富山県でしたが、僕の父親が富山県出身で知り合いも多いため、色々とリサーチしてみたところ・・・

誰もタラの浜焼きなんて知らないとさ。

食べたことはおろか、見たことも聞いたこともないと・・・

インターネットで調べても、タラの浜焼きを提供しているお店などは見当たらず・・・

このままでは、雄山を虜にしたタラの浜焼きの味を知ることができない、”浜焼き童貞”としての一生を終えるのはイヤだッッ・・・!?

お願いッッ!!雄山ッ!僕に力を貸しておくれッッ!!

と流れ星に祈りを捧げたところ、奇跡が起きたのです!

偶然、福井県に住む叔父(グルメ)から電話がかかってきたので、タラの浜焼きの話をしたところ。

「福井には、タラの浜焼きはないけど、鯖の浜焼きならあるで」

さ、鯖ッッッッ!!!!

この際、浜焼きなら鯖だろうが、タラだろうが何でもいい!!

鯖とタラの味の違いを判別できる人間は世界に3人しかいないと聞きますし、この際全く問題ナイでしょう!!

ということで、いざ福井県へ!!

鯖の浜焼きを求めて福井県へ

福井県は、北陸地方で石川県と京都府に挟まれており、日本海に面している県。

蟹をはじめとした魚介類が美味です。

福井県には、鯖江という市があるのですが、地名にもなるくらい鯖が身近でたくさん獲れたのでしょうか。

もしかしたら、米ではなく鯖が主食なのかもしれません。

さぁ、福井よ!俺に鯖の浜焼きを喰わせておくれ!!

叔父に聞いたところ、海沿いを走れば昔ながらの小屋みたいな店で鯖の浜焼を食べさせてくれるところがあるみたいだ。

しかし、そこは店というより屋台に近い営業形態のため、営業している日程や営業時間などはよく分からないらしい。

ということで、叔父おススメの美味しい鯖の浜焼きを食べさせてくれる店に突撃ッッ!!



関連ランキング:そば(蕎麦) | 木田四ツ辻駅赤十字前駅花堂駅

ここはそば屋ですが、年間を通して鯖の浜焼きを提供してくれるお店。

余談ですが、福井県のそばといえば、ざるそばやかけそばではなく、冷たいそばに大根おろしとだしをぶっかけた「おろしそば」が一般的ですよ。

おろしそばは福井県民に愛されているため、そば屋も多いですし、ほとんどの定食屋でおろしそばを提供しています。

鯖の浜焼きにご対面

しかし、そば屋に本当に鯖の浜焼きがあるの?

ここまで来て浜焼き鯖なかったら、東京からの交通費全額を請求する裁判もやむを得ないほどの気持ちでメニューを括目したところ・・・ 



あったぁぁぁぁぁ!!!

やっと出会えましたぁぁぁ!!!

会いたかったーー♪会いたかったー♪

会いたかったーーー・・・FISH!!!

1尾1200円で、半尾だと600円なのね。

ここは当然の1尾でしょう!と後先考えず頼もうとしたところ、浜焼き鯖1尾を見せてもらえた。



写真だと伝わりづらいかもしれませんが・・・

めちゃくちゃデカいんです!!!!!!!!

どれ位デカいかと言うと、1.5ℓペットボトルを少し小さくしたくらいの大きさ!

しかも、鯖というのはただでさえ脂がたっぷりのっていますが、福井の鯖はさらにすごいとのこと。

そこで、まず半分食べて、余力があればもう半分食べるという諸葛孔明も驚くほどにスマートな作戦を取ることにした。

まぁ、鯖の半身くらいなら楽勝っしょ♪

と思って出てきたのがこちら。



デケェェェェェェェェェェ!!

一瞬、レンガに大根おろしを添えて出されたのかと思いました。

さて、真面目に大きさをわかりやすく伝えるとですね。

左側に大根おろしが添えてあるじゃないですか?

これが、僕(身長170cm・体重80kg)の握りこぶしと全く同じ大きさです。



iphon6の横幅と同じくらいの厚みがありました。

箸で持った時の重量感が半端ないです。

さぁ、早速食べてみましょう・・・

あの海原雄三も我を忘れさせる味とは如何に・・・

う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

こ、これは・・・

焼き鯖じゃねぇ・・・・!!

鯖のジュースじゃねーかよぉおおおおおおおお!!!!!!

焼き魚を食べてこんなに肉汁を感じたのは初めてです!

出来の良いハンバーグとかよりもかなりジューシーです!!

そして、脂のノリが半端ではない。

そっか、だからこその拳大の大根おろしが添えられているわけね。

さて、大根おろしを鯖の切り身よりも多いくらいの割合でたっぷり乗せて鯖を喰らいましょう。

・・・・・・・・・・

焼き魚事変勃発。

ちょっとこれはうますぎる。

鯖の脂っぽさを、たっぷりの大根おろしが洗い流して、鯖の旨味を純粋に味わえる。

大根おろしはしっかりめに水気を切ってあるから、鯖の味を薄めることがないのも丁寧な仕事ですねぇぇ。

それにしてもなんでこんなにジューシーな焼き魚ができるのか考えてみた。

浜焼きという、魚の理想的な焼き方

浜焼きは、魚の内臓をとって、串に刺して、1尾を丸ごと弱火でじっくり焼き上げる焼き方。

1尾丸ごとで焼かれる魚は、肉の表面から内部までの距離が長いので、肉汁をじっくり内部にたたえることができるわけです。

ローストビーフが肉汁ジューシーに焼きあがるのと同じ原理ッスね。

しかも、火にあたる魚の表面部分は全て皮に覆われており、身が露出していないため、水分の蒸発が少ないのです。

対する、普通の焼き魚というのは魚を3枚におろして、半身にしてから、半身の状態でグリルや炭火で焼き上げます。

その為、肉の表面から内部までの距離が短くなり、肉汁をためることができない。

しかも、火にあたる魚の表面部分の半分はむきだしの身なんです。

むきだしの身の部分は火にあてることでどんどん水分が蒸発していく。

つまり、浜焼き(言ってしまえば丸焼き?)という魚の焼き方は理想的な魚の焼き方なんです!!!!!

サンマやイワシくらいのサイズの魚であれば、丸ごと焼いて食べるが、鯖くらい大きな魚を丸焼きにしてしまう豪快さ!あっぱれ!!あっぱれ!!わっしょい!わっしょい!!!

しかし、半身食べたら余裕でお腹いっぱいになってしまいました☆

気持ち的には、雄山みたいに夢中になって、ガフガフハフハフ食べていたのですがね。

それにしても、海原雄山が愛した浜焼きの美味しさは衝撃的でした。

雄山推しの美味しんぼファンは今夜にでも福井県行きのチケットを買いましょう!